教員として働くメリット・デメリットについて詳しく解説!
教員として働いてみたいと思ったことはありますか?一般企業に勤めている場合、教員として働くことについてどのようなメリットやデメリットがあるのか想像できません。そこで今回は教員として働くことについてのメリットとデメリットを解説します。この記事を読んで教員として働くとはどのようなことなのか理解しましょう。
教員として働くメリット
教員という職業は一言でいうととても安定している職業です。しっかりと必要な勉強や研修を行い、試験に合格して得られる資格です。一般企業と違い、資格が必要な職業だけあって倍率も高い場合があります。
福利厚生も充実している場合も多いので職業としてはとても安定しています。ここでは教員として働くメリットについて解説しましょう。
■安定している
教員は、よっぽどのことがない限りはクビになることがないので定年まで働くことができます。一度教員になってしまえば、安定して仕事がある状態になります。教員という職業は時代の流れに関係なく、なくならない職業なので安定した将来が保証されるのです。
■売り上げなどのノルマがない
一般の企業のように利益を上げるためにノルマがあったり、売り上げを気にしたりする必要がありません。そのようなしがらみは一切ないです。だからといって楽というわけではありません。教員という職業はまた違った難しさがありますが、会社からの圧力のようなものはありません。
■産休・育休が取りやすい
公立の教員の場合は、公務員なので福利厚生が安定しています。産休育休も数年単位で取ることができるので女性が働きやすい仕組みになっています。福利厚生を理由に教員を目指す人も少なくありません。
■子ども成長過程に携われる
教員は子どもの成長過程に携わることができます。子どもと関わることは一般企業で働いているとなかなか難しいです。勉強を教えることはもちろんですが、人として成長していく姿を見たり、一緒にイベントを過ごしたりとさまざまな方法で子どもたちと関わることができます。教員は教員としてのやりがいがたくさんあるのもメリットのひとつです。
教員として働くデメリット
教員はとても安定している職業ということはお分かりいただけましたか。仕事がなくならないという点では将来も安定していると考えてよいでしょう。しかし、教員ならではのデメリットもあります。
安定しているがゆえに仕事内容がほかの企業とは違うので苦労する部分もあります。ここでは教員として働くデメリットについて解説しましょう。
■残業代がつかない
教員は一般企業とは違い、残業代が付きません。どれだけ働いてもその分のお金が支払われません。しかし、業務が立て込んでいる場合などは残業をせざるを得ない場合もあります。そんなときでも残業代が付かないのはモチベーションに影響する可能性があります。教員になりたいと思っている人は残業についてしっかりと理解しておきましょう。
■拘束時間が長い
教員は朝から夕方までずっと学校にいなければいけません。朝は比較的早くて7時30分には出勤して、残業がある日は夜まで学校にいる場合があります。生徒の授業+資料作成などさまざまな業務をこなさないといけないので、計画的に作業を進めていかないと仕事が終わらないなんてこともあり得ます。
■授業以外の仕事も多い
教員は授業以外にも生徒に渡すお便りや授業で使う資料作成、学校内での仕事などさまざまな仕事をしなくてはなりません。教員同士で仕事を分担して行うこともあり、働いている職員の数によってはかなりやることが増えてしまうケースも考えられます。自分の授業以外にも計画的に効率よく業務を進める必要があります。
また、学校ではイベントもいくつかあるでしょう。入学式や卒業式、体育祭や文化祭などさまざまなイベントの準備も行わなくてはならないので、時期によっては忙しくなる可能性もあります。
■有休が取りにくい
教員は有休が非常に取りにくいです。有休を取る場合は代わりの先生を探さないといけないうえ、探すということもかなり難しいです。平日は生徒が毎日学校にくるので、ほとんど取れないと思っておいたほうがよいでしょう。
教員になるためには?
教員になりたいけどどうやったら教員になることができるのか分からない人も多いです。教員になるためにはまず教員免許を取得しなければなりません。大学に通って教員免許を取得する場合が多いですが、そのほかにも教員免許を取得する方法があります。ここでは教員になる方法について解説します。
■教職課程を履修する
大学や短期大学、大学院などで教職課程を履修して必要な単位を取得する方法です。一般的な方法といえるでしょう。
■教員資格認定試験に合格する
年に1回実施される教員資格認定試験に合格することで教員免許を取得できます。教職課程を履修していなくても、幼稚園・小学校特別支援学校の教員になることができます。
■特別免許状を取得する
この免許は普通教員免許とは異なり少し特殊です。担当する教科において高い専門性が認められた場合のみ授与される免許状です。小学校・中学校・高校のすべての教科について授与され、授与を受けた都道府県のみで有効となります。
今回は教員についてのメリット・デメリット、そして教員になる方法について解説しました。社会人になって、一般企業に勤めた後にやっぱり教員になりたいと思う人も多いです。その場合でも遅くありません。試験に合格して教員免許を取得すれば誰でも教員になることができます。教員になりたいと思っている人は諦めないでこの記事を参考にぜひ目指してみてください。