教員採用面接時の転職理由の答え方のポイントについて解説!
「転職理由」は、教員の採用面接で必ず聞かれる質問ですが、実は面接官への印象を左右する重要な質問なのです。転職理由の重要性を理解しないまま面接に臨んでしまうと、内定をもらうことができず、ふりだしに戻ってしまいます。今回は、転職理由の重要性や答え方のポイントについて解説するので、転職を控えている方はぜひ参考にしてください。
教員が面接時に転職理由を聞かれるワケとは?
教員採用面接では、転職理由を聞かれるのが一般的です。転職理由は、具体的には前職を辞めた理由のことを指しますが、面接官が転職理由を聞く目的は主に2つあります。
転職後にすぐ辞めてしまわないかの見極め
一つ目は、転職後すぐに辞めてしまわないかを見極めるためです。転職を希望するということは、前の仕事に対して少なからず不満を持っていたということが推測されます。そのため、面接官としては、転職先でも同じような不満をもってすぐに辞めてしまうのではないかと懸念しているのです。
せっかく採用するなら長く働いてくれる人を選びたいと考えているはずなので、転職理由を伝える際には、長く続けられること、転職先にすぐに適応できることなどを含めてアピールするとよいでしょう。
転職後に活躍できそうかの見極め
二つ目は、転職後の仕事で活躍できそうかを見極めるためです。転職先では、これまでの経験やスキルを生かしてすぐに活躍してくれる人材が求められています。とくに経験が浅い場合などは、面接官としても、本当に活躍できる人材かどうか判断に迷うことがあります。
そのため、基本的なマナーや最低限のスキル、成果を出すための行動力をもっていることを伝え、仕事で活躍できるという熱意をアピールするとよいでしょう。
面接官に好印象を与える転職理由の答え方
面接では、面接官にいかに好印象を与えられるかが重要です。ここでは、転職理由を伝える際に面接官によい印象をもってもらうために気をつけたいポイントを紹介します。
前職の不満をそのまま伝えない
ネガティブな意見はどうしても印象が悪くなりがちです。また、前職の不満をそのまま伝えてしまうと、上記のように「転職しても同じような不満をもって辞めてしまうのではないか」という懸念を抱かせてしまいます。
ネガティブな面を伝える時は、不満をそのまま話すのではなく、改善するために自分がどのように努力したのかということに重点をおき、前向きなエピソードとして伝えるとよいでしょう。
志望動機とのズレがないようにする
転職理由は前職を辞めた理由のこと、そして志望動機は転職先を選んだ理由のことを指します。転職理由と志望動機には少なからずつながりがあるはずなので、一貫性をもって伝えられればぐっと説得力が増します。前職では実現できなかった希望や目的を、転職先ではどのように実現できるのかを具体的に伝えられるようにしましょう。
前向きな姿勢を見せる
転職理由を伝える際にもっとも大切なのは、ネガティブな言葉を避けることです。前職を辞めた原因が人間関係や残業の多さ、収入の低さなどだったとしても、理由だけを「つらい」「やりがいがない」といったネガティブな言葉で伝えるのは絶対に避けるべきでしょう。
そのような環境でも自分なりにどんな努力をしてきたのか、その経験を生かして転職先でどんな活躍をしたいのかなど、前向きな姿勢を見せることが重要です。
面接に落ちやすいのはどんな人?
面接には絶対的な合格基準があるわけではありませんが、不合格になった人にはいくつかの共通点が見られます。以下に、面接に落ちやすい人の特徴を紹介します。
だらだらと話す人
面接では、質問にわかりやすく簡潔に答えることが求められています。基本的なコミュニケーション能力を見られているため「だらだらと話を聞かされた挙句、質問の回答になっていない」というのは好ましくありません。結論から述べること、聞かれたことだけに対して簡潔に答えることを心がけましょう。
想定外の質問に対応できない人
面接では、必ず聞かれる質問もありますが、そこからどのように質問が波及するかは面接官次第です。想定外に掘り下げられた質問の際に、回答がしどろもどろになってしまうと、ただ文章を暗記しているだけだと感じさせてしまいます。自分がどのような考えで行動しているのかという軸を明確にしておき、表面的な回答にならないよう注意しましょう。
熱意が伝わってこない人
直接話してみないとわからない「人となり」を確かめることが面接の主な目的です。転職後にやりたいことや将来の目標を笑顔ではきはきと伝える人と、前職の不満や待遇面を淡々と話す人では、伝わってくる熱意に大きな差があります。なるべく明るい印象を心がけ、熱意を伝えられるようにしましょう。
まとめ
必ず聞かれる転職理由ですが、実は面接官の意図が隠されており、面接の重要なポイントとなるのです。そこを理解せずに毎回同じ回答を続けていると、不合格の連続でいつまで経っても転職先が決まらないということになりかねません。
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